スペイン、カタルーニャ州議会を解散 州首相、反乱罪で訴追へ
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【10月28日 AFP】スペインのマリアノ・ラホイ(Mariano Rajoy)首相は27日、同国からの独立を宣言した北東部カタルーニャ(Catalonia)自治州議会を解散したと述べ、州議会選挙を12月21日に実施すると表明した。またスペイン検察は、独立推進派のカルレス・プチデモン(Carles Puigdemont)州首相を来週に反乱罪で訴追する方針を明らかにした。
スペイン上院はこれに先立ち、同州独立を阻止する強い権限をラホイ首相に与えることを承認しており、州議会解散はこの権限に基づくもの。ラホイ氏はまた、「正常な状態を回復する」措置の一環として、プチデモン州首相と州内閣を正式に罷免したと明らかにした。
一方、スペイン検察当局の報道官はAFPに対し、「検察は来週、プチデモン氏を反乱罪で訴追する」と説明。カタルーニャ自治州政府や同州議会議員も同様の罪で訴追する可能性があると付け加えた。
検察による訴追後は、裁判所が訴追内容受け入れの是非を判断する予定。スペインの法律では、反乱罪には最高で禁錮30年の刑が定められている。(c)AFP