【10月27日 AFP】ディズニー・チャンネル(Disney Channel)は26日、同チャンネルの番組の一つに自身の性的指向に悩む10代のキャラクターを登場させ、初めてメインストーリーに同性愛を取り入れると発表した。

 米国で27日に第1話が放送されるドラマ「アンディ・マック(Andi Mack)」のシーズン2では、親友同士のアンディとサイラスが同じ少年に引かれていく。

 ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ(Sex and the City)」の脚本家テリー・ミンスキー(Terri Minsky)が手掛けるこの成長物語では、13歳の女の子アンディが自身のなじめる場所や自分の生き方を探していく。

 同じく13歳で男の子のサイラスは、自身もアンディが思いを寄せている同じ少年に引かれていることを理解しはじめ、同性愛者のティーンエージャーとしての自己発見と自己受容の旅を始める。

 ディズニー・チャンネルの広報担当者は「テリー・ミンスキー、出演者、制作スタッフはすべての視聴者に適した作品をお届けするために細心の注意を払い、人間らしさを受け入れ、尊重することについての力強いメッセージを送っています」と述べた。

 ディズニー・チャンネルの番組に性的少数者(LGBTQ)が登場するのはこれが初めてではなく、2014年にドラマ「グッドラック・チャーリー(Good Luck Charlie)」のあるエピソードにレズビアンのカップルが登場している。しかし同チャンネル番組のメインストーリーで性的少数派が扱われるのは今回が初めて。(c)AFP