ドイツ初の自動運転バス、試験運行開始 温泉町で客運ぶ
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【10月26日 AFP】ドイツ鉄道(Deutsche Bahn)は25日、ドイツで初となる自動運転バスをお披露目した。まず風光明媚(めいび)な温泉町で試験運行を実施し、来年以降、国内の複数の都市でも試験する計画だ。
車両はフランスのスタートアップ企業イージーマイル(EasyMile)が手掛け、12人が乗車できる。試験運行の場所に選んだ南部バイエルン(Bavaria)州バートビルンバッハ(Bad Birnbach)では、温泉と町の中心部、鉄道駅を8分で結ぶ予定。運賃は無料。
初運転された車両に試乗したドイツ鉄道のリヒャルト・ルッツ(Richard Lutz)最高経営責任者(CEO)は「乗り物の新時代にまさに自動的に乗り込んだ」と述べている。
バスは2018年から、ドイツ第2の都市ハンブルク(Hamburg)を含む複数の都市でも試験運行が計画されている。
ドイツ鉄道は将来的に、依頼に応じて客を自宅で拾い、ルート沿いのほかの客も乗せていきながら駅まで送るサービスを提供したい考え。(c)AFP