米ホノルル、「スマホ見ながら道路横断」に罰金 新条例施行
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【10月26日 AFP】米ハワイ(Hawaii)州の州都ホノルル(Honolulu)で25日、スマートフォンをのぞき込みながら道路を横断する行為に最高35ドル(約4000円)の罰金を科す条例が施行された。「歩きスマホ」取り締まりに乗り出した米大都市は同市が初めて。
新条例はカーク・コールドウェル(Kirk Caldwell)市長が7月末に署名したもので、「歩行者はモバイル電子機器を見ながら一般道や幹線道路を横断してはならない」と定めている。一方で、歩行者は周囲を見わたしてさえいれば、携帯電話で通話をしながら道路を横断してもよいとされている。
罰金額は、初回の違反で15~35ドル(約1700~4000円)、1年以内に3度目の違反では最高100ドル(約1万1000円)となる。
現地では、3か月の啓蒙・警告期間が奏功した様子はほとんど確認できない。人気観光地であるホノルルの市内では24日、道路上で周囲に気を配ることなく携帯電話をのぞき込む男女の姿が多く見られた。(c)AFP