【10月25日 CNS】秋も深まり、中国・河南省(Henan)魯山県(Lushan)にある文殊寺では、境内にある樹齢2800年以上のイチョウの木が黄金色に色づいている。

 イチョウの木は、境内の前方に3本、後方に2本たたずむ。枝葉は空や陽光も遮断するほどで、寺院の大半が黄金色に染まる壮観な光景だ。

 木の幹は最大で6.9メートル、数人の大人が手をつないで木の周りを囲めるほどの規模だという。

 イチョウの木は中国原産の絶滅危惧種で別名「生きた化石」とも言われ、「公孫樹」という呼び名もある。木の寿命は長いが、成長が遅いため、「祖父(公)が種をまいても実がなるのは孫の代になる」という意味だという。

 文殊寺境内のイチョウの木は見ごろを迎えており、その風ぼうをひと目見ようと多くの観光客が足を運んでいる。(c)CNS/JCM/AFPBB News