羽生はFSで首位に立つもロシア杯2位、チェンがGPシリーズ初制覇
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【10月22日 AFP】17-18フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ開幕戦、ロシア杯(Rostelecom Cup 2017)は21日、モスクワ(Moscow)で男子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、羽生結弦(Yuzuru Hanyu)はトップに立つ195.92点を記録したが、合計290.77点で2位に終わった。
優勝は、合計293.79点でネイサン・チェン(Nathan Chen、米国)が飾った。
ショートプログラム(SP)を終えて首位に立っていたチェンは、クリストファー・ゴードン(Christopher Gordon)作曲の映画『小さな村の小さなダンサー(Mao's Last Dancer)』の楽曲に乗せて複数の4回転ジャンプを成功させ、観客を魅了した。
18歳のチェンは「前半にはとても満足しています。4回転はすべてで良い感じに成功させられました。プログラム中盤からは少し疲れが出て、2本目の4回転トーループで失敗したのが最大のミスでした。それでもGPシリーズの初優勝なのでとてもうれしいです」と語った。
チェンは193.25点でFS2位になったものの、約3点差で羽生を抑え込んだ。
羽生は「ループで回転不足になってしまったり、コンビネーションが入りきらなかったり、そういうところがこの3点の差になってしまったと思います。全部(の要素を)練習しなければいけないと思いますし、すべての要素を一つ一つ丁寧にこなしていくことが大事だと感じました」と会見で語った。
3位には合計271.06点で、地元ロシアのミハイル・コリヤダ(Mikhail Kolyada)が入った。(c)AFP