ACL敗退の上海指揮官に中国メディアが重圧、「去った方が本人もホッとする」
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【10月19日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2017)の準決勝で浦和レッドダイヤモンズ(Urawa Red Diamonds)に敗れ、決勝進出を逃した上港上港(Shanghai SIPG)のアンドレ・ビラス・ボアス(Andre Villas-Boas)監督に対し、中国メディアが重圧をかけている。
ビラス・ボアス監督は就任1年目でのタイトル獲得を約束していたが、ACLでは2戦合計スコア2-1で敗戦。獲得の可能性が残るタイトルは、決勝で同都市のライバル上海申花(Shanghai Shenhua)と対戦する11月の中国FAカップ(CFA Cup)のみとなった。
2017年の上海は、補強に多額の資金をつぎ込み、アジア史上最高となる6000万ユーロ(約74億円)の移籍金でブラジル代表のオスカル(Oscar dos Santos Emboaba Junior)を獲得するなどしたが、国内リーグでも首位の広州恒大(Guangzhou Evergrande)を逆転するのは難しい状況になっている。
東方体育日報(Oriental Sports Daily)によると、中国中央テレビ(CCTV)の名物キャスター白岩松(Bai Yansong)氏が「ビラス・ボアスは去るべき時だ。彼は何度も何度もベンチ入り禁止を食らっている。中国を去った方が本人もホッとするだろう」と話している。
また上海上観新聞(Shanghai Observer)は「ビラス・ボアスはSIPGの来季の計画を練っているようだが、その目標を実現したいのなら、CFAカップに勝たなくてはならない。結局のところ、優勝は彼がクラブと契約した時点では難しい目標だったのだ」と話している。(c)AFP