アフガン軍事基地に襲撃、兵士52人死傷 タリバンが犯行声明
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【10月19日 AFP】(更新)アフガニスタン南部の軍事基地が19日、自爆攻撃を受け、少なくとも兵士43人が死亡した。当局が明らかにした。旧支配勢力タリバン(Taliban)が犯行を認めている。
国防省は声明で、攻撃を受けたのはカンダハル(Kandahar)州マイワンド(Maiwand)地区にある軍事基地と発表。さらに9人の兵士が負傷、6人が行方不明で、無事だった兵士は2人しかいないという。
同省報道官がAFPに明かしたところによると、襲撃犯らは同日早朝、爆発物を積んだ車両少なくとも1台を爆発させ、基地内の施設を破壊。「襲撃犯らは基地のゲートを爆破するため、軍用車両ハンビー(Humvee)を使ったとみられる。(犯行に使われた車両が)複数あったかどうかを調べている」という。
さらに、「遺憾ながら、基地内には何も残っていない。襲撃犯らは構内で目にしたあらゆるものを焼き払ってしまった」と述べた。
カンダハルのある治安筋は、50人が死亡、20人が負傷したとしているが、アフガニスタン当局は犠牲者数を控えめに発表することが多く、実際はこれより多いとみられる。
タリバンは今回の奇襲攻撃について、報道関係者らに宛てたメッセージを送付し、治安当局者60人全員が死亡したと主張した。
その一方、同日には南東部ガズニ(Ghazni)州でも、警察本部が攻囲される事件が発生。この警察本部が襲撃を受けたのは、今週に入って2度目。
同州警察トップはAFPに対し、現在も続いている攻撃をへの援護策として空爆を要請したと明かした。ただこの空爆について、米軍からの確認は取れていない。(c)AFP