海外ファンを「殴らないで」、ロシアW杯開催地市長が市民に警告
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【10月19日 AFP】2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)の開催地となる同国カリーニングラード(Kaliningrad)の市長が18日、試合が行われる日は街を離れ、海外から訪れたサッカーファンを「殴ったりしないように」と市民に忠告した。
カリーニングラードのアレクサンダー・ヤロシュク(Alexander Yaroshuk)市長は、出演した地元ラジオ局の番組の中で「(訪れた人を)温かくもてなし、親切にしよう。そして誰のことも殴ったりしないようにしよう」「もし英語が話せるなら、会話でもしてみたらいい」と市民に語りかけた。
今大会の開催都市としては最西端に位置するカリーニングラードは、ポーランドとリトアニアに挟まれたロシアの飛び地で、大会期間中に4試合が開催されるスタジアムは3万5000人の観客を収容する。
W杯開幕に備えて街の清掃ボランティアを募ったヤロシュク市長だが、その一方で大会期間中は街を出るよう市民に促している。
大会中は約15万人のサポーターが詰めかけるため、交通手段はシャトルバスを除き実質的に利用不可能になるという同市長は「4試合のうち1試合は、少なくとも欧州の強豪国だ」とすると、「10万~15万人が訪れることを想像してほしい。彼らがこの街中を歩き回るんだ」と警告した。
「街を出る計画を立て、地方で休暇を楽しむ準備をした方がいい」 (c)AFP