【10月19日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のシカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)は18日、練習中にチームメートのニコラ・ミロティッチ(Nikola Mirotic)を殴って顎を骨折させたボビー・ポーティス(Bobby Portis)に対し、8試合の出場停止処分を科した。

 処分を発表したブルズのジョン・パクソン(John Paxson)球団副社長によると、17日に起こったいざこざで上顎骨折と脳振とうを起こしたミロティッチも、4~6週間にわたり戦線離脱する見込みだという。ミロティッチは殴られた際、フロアに崩れ落ち、起き上がるまで数分を要していた。

 パクソン球団副社長は「今回の一件については両選手に責任があるが、殴りかかったのは一人だけだ」とすると、「そしてそのパンチは当たってしまった。今回の行為は許されるものではなく、われわれを代表するものでもない。失望している」と語った。

 さらに同副社長は「ボビー・ポーティスは悪い人間ではない。彼は好青年だ。負けず嫌いでもある」と擁護する言葉を残しながらも「だが今回は過ちを犯してしまった。誰もが知っているように、過ちを犯した時はそれ相応の結果が待っているということだ」と続けた。

 ポーティスは、ブルズがシーズン初戦を戦う19日から処分に服すことになっているが、出場停止中もチームとの練習を続行できるという。(c)AFP