米ユナイテッド航空の乗客強制排除、空港職員2人が解雇に
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【10月18日 AFP】今年4月に米シカゴ(Chicago)の空港でユナイテッド航空(United Airlines)の旅客機から男性客が引きずり降ろされ、国際的な非難が巻き起こった問題で、市当局は17日、空港警察職員2人が解雇されたことを明らかにした。
インターネットで拡散された動画には、空港の警察官らが、乗務員の座席を確保するために医師のデービッド・ダオ(David Dao)さんを満員の機内から引きずり降ろす様子が映っていた。
内部捜査を行った市監視当局のジョセフ・ファーガソン(Joseph Ferguson)監察官によると、2人が解雇され、別の2人が停職処分になったという。同氏は処分が下された時期や4人の身元については明らかにしていない。
ファーガソン監察官が公開した報告書は、市航空当局に所属していた4人が危険のない状況下で対応を誤り、身体的な暴力による乗客の強制排除という結果につながったと述べている。また、処分されたうちの1人は意図的に報告書から重要な事実を省いたという。
他の警察官2人も誤解を招くような発言を行うなどしたとして、5日間の停職処分を受けた。(c)AFP/Nova SAFO