米上院、オバマケア暫定措置で超党派合意
このニュースをシェア
【10月18日 AFP】米上院の超党派議員らは17日、医療保険制度改革法(通称オバマケア、Obamacare)を継続するために不可欠となっている保険会社への連邦補助金を2年間継続させることで合意した。低所得者層の保険加入を促すために導入されたオバマケアをめぐっては、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が、補助金の停止を発表していた。
トランプ大統領は1月の就任以来、多くの無保険者が医療保険を利用できるようにするオバマケアの撤廃を目指してきたが、共和党指導部は改廃に向けた新たな法案の可決に失敗していた。
しかしトランプ氏はオバマケアへの連邦政府予算からの支援を一部削減。さらに先週には保険会社への補助金の支払いを停止すると発表していた。
トランプ大統領は17日、この超党派の合意を「短期的な取引」として支持する考えを示唆した。(c)AFP