米司令官、ロサンゼルスや東京への攻撃も念頭に 北朝鮮対応で
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【10月18日 AFP】米太平洋軍のハリー・ハリス(Harry Harris)司令官は17日、北朝鮮が進める核兵器開発計画の脅威への対応について、「想像できないことも想像」しなければならないと警告した。
ハリス司令官は、北朝鮮に核開発計画を断念させるためには外交が望ましい選択肢だが、それは「信頼できる」軍事力を後ろ盾にしたものだと述べた。
シンガポールで行われた英シンクタンク国際戦略研究所(IISS)主催の年次会議で講演したハリス司令官は「多くの人は、北朝鮮への軍事的な選択肢は想像できないと話している」と述べた上で、「想像できないことも想像しなければならない。私にとってその想像できないこととは、北朝鮮が核弾頭を搭載したミサイルでロサンゼルス(Los Angeles)やホノルル(Honolulu)、ソウル(Seoul)、東京、シドニー(Sydney)、シンガポールを攻撃することだ」と強調した。
北朝鮮のキム・インリョン(Kim In Ryong)国連(UN)次席大使は16日、米国が北朝鮮に対する敵対的な政策を変えない限り、核兵器廃棄の交渉には応じないと言明。一方、米韓両海軍は同日、北朝鮮をけん制するため、10日間にわたる合同演習を開始した。(c)AFP