パリ郊外で餓死しかけた子ライオン発見、自撮りに利用した男が遺棄
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【10月12日 AFP】フランス・パリ(Paris)郊外のアパートの空き室で、餓死しかけたライオンの赤ちゃんが見つかった。捜査当局が11日、明らかにした。ソーシャルメディア(SNS)で赤ちゃんライオンとの自分撮り写真(セルフィー)を見せびらかしていた男が遺棄したという。
SNSに投稿された写真に気付いた警察は、ライオンの捜索を開始。10日、パリ東部の民家で投稿者の男(24)の身柄を拘束したが、男は既にライオンを別の場所に放置した後だった。
その後、消防当局がパリ北東郊ノワジールセック(Noisy-le-Sec)のアパートの一室で、遺棄され「衰弱した」赤ちゃんライオンを発見。投げ縄を使って捕獲されたライオンは、動物愛護団体に保護された。
男は野生動物の違法飼育の容疑で取り調べを受けている。
パリ北郊で遺棄された大型ネコ科動物が発見されるのは、これが初めてではない。2016年にはパリ北東部で子トラが放置されているのが見つかったが、このトラは麻薬密売グループが写真撮影用に1枚数ユーロで貸し出していたものだった。(c)AFP