ラスベガス銃乱射、当時演奏の歌手がTV出演 国民に団結呼び掛け
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【10月9日 AFP】米ネバダ(Nevada)州ラスベガス(Las Vegas)で起きた銃乱射事件の発生当時、ステージで演奏していたカントリーミュージック歌手のジェイソン・アルディーン(Jason Aldean)さんが7日、人気コメディー番組にサプライズ出演し、国民に団結を呼び掛けた。
1日夜に発生した銃乱射事件では、2万人以上の観客が集まっていたカントリー音楽祭の会場をスティーブン・パドック(Stephen Paddock)容疑者(64)が銃撃し、58人が死亡、500人近くが負傷した。
米NBCの「サタデー・ナイト・ライブ(Saturday Night Live)」に登場したアルディーンさんは、まず厳粛な面持ちで次のように述べた。
「私たちは米史上最悪の悲劇の一つを目撃した。皆と同じように、私もあの夜何が起きたのか、どうやって心を落ち着けて癒やしに取り掛かればいいのか、苦しみながらその答えを探している」
「あまりに多くの人が傷ついている。皆私たちの子であり、親であり、兄弟であり、姉妹であり、友人だ。全員私たちの家族の一部だ」
「だから私は皆に伝えたい。私たちはあなた方のために心を痛め、あなた方と共に心を痛めている。でもきっと信じていい、私たちは一歩一歩、共にこの試練の時を乗り越えていくのだと。なぜなら米国が本来の力を発揮すれば、私たちの結束と精神はびくともしないのだから」
その後アルディーンさんは、2日に66歳で死去した米伝説的ロックミュージシャンのトム・ペティ(Tom Petty)さんに弔意を表し、ペティさんの「アイ・ウォント・バック・ダウン(I Won't Back Down)」を演奏した。(c)AFP