【10月9日 AFP】テニス、中国オープン(China Open 2017)は8日、男子シングルス決勝が行われ、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-2、6-1で第8シードのニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)を下し、今季6度目の優勝を飾った。

 16度の四大大会(グランドスラム)制覇を誇るナダルは、ペナルティーポイントを受けたキリオスを一蹴し、ツアー通算75度目のタイトル獲得を果たした。

 初戦はリュカ・プイユ(Lucas Pouille、フランス)を相手に2度マッチポイントをセーブしなければならなかったナダルだが、この日は危なげないところは一つも無かった。

 第1セットの第1ゲームで判定にいらついたキリオスは、その感情を解き放つことができず、その後警告、そしてペナルティーを受けた。

 キリオスは試合後、「分からない。ただ超いらついただけ。つまり、プロらしい振る舞いができなかったということ。それで警告を受けたのは明らかだ。とはいえ、きょうはそれも関係なかった。彼が良いプレーをして、自分はひどかった。あっちは素晴らしい調子だった。きょうは粉砕された」と振り返った。(c)AFP