元アルカイダ傘下の過激派組織指導者、ロシアの空爆で「危篤」 シリア
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【10月4日 AFP】ロシア国防省は4日、かつて国際テロ組織「アルカイダ(Al-Qaeda)」の傘下にあったイスラム過激派組織「シリア征服戦線(Jabhat Fateh al-Sham)」(旧アルヌスラ戦線、Al-Nusra Front)の野戦指揮官12人を殺害し、同組織のアブムハンマド・ジャウラニ(Abu Mohamad al-Jolani)最高指導者が片腕を失って「危篤状態」にあると発表した。
ロシア国防省のイーゴリ・コナシェンコフ(Igor Konashenkov)報道官は今回の空爆について、先月18日にシリアで起きたロシアの憲兵への攻撃に対する報復として実施された特別作戦に伴って行われたと述べた。
コナシェンコフ報道官は声明で、「複数の独立した情報源によると、空爆の結果、シリア征服戦線の指導者であるアブムハンマド・ジャウラニは爆弾の破片による重い傷を複数負い、片腕を失って危篤状態となっている」と発表した。
シリア征服戦線は2016年にアルカイダとの関係を絶ち、アルヌスラ戦線から現在の名前に改称した。(c)AFP