【10月4日 AFP】17MLBは3日、ア・リーグのワイルドカードゲームが行われ、アーロン・ジャッジ(Aaron Judge)の2点本塁打などでニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)が8-4でミネソタ・ツインズ(Minnesota Twins)から逆転勝利を収め、地区シリーズ進出を決めた。

 ジャッジは4回裏にシーズン53本目の本塁打を放ち、5日から始まるクリーブランド・インディアンス(Cleveland Indians)との地区シリーズ進出に貢献。本塁打の新人記録を作ってチームに光をもたらしてきた25歳のルーキーが、この日も貴重な働きを見せた。

 試合は序盤から乱打戦となった。口火を切ったのはツインズのブライアン・ドージャー(Brian Dozier)。初回、ドージャーの高々と上がった飛球がセンター左に飛び込んで先頭打者本塁打となると、さらに走者1人を置いてエディー・ロサリオ(Eddie Rosario)が右翼へのライナー性の本塁打を放ち、ツインズがいきなり3点のリードを奪った。

 ところが初回の本塁打攻勢でツインズが大きく優位に立ったかに見えたその裏、ヤンキースも反撃を開始し、ブレット・ガードナー(Brett Gardner)とジャッジを塁上に置いてディディ・グレゴリウス(Didi Grigorious)が同点の3点本塁打を記録すると、2回裏にはガードナーの右翼への本塁打で4-3と逆転に成功した。

 ツインズも直後の3回、バイロン・バクストン(Byron Buxton)のゴロの間にホルヘ・ポランコ(Jorge Polanco)が生還してすぐさま4-4の同点に追いついたが、ヤンキースもその裏、グレッグ・バード(Greg Bird)の適時打で再度勝ち越し、4回にはジャッジの2点本塁打で7-4とリードを3点に広げた。

 そして7回には満塁からの押し出しで1点を追加すると、そのまま4点のリードを守り切って勝利を飾った。(c)AFP