【10月4日 AFP】(更新、写真追加)米ネバダ(Nevada)州ラスベガス(Las Vegas)で起きた銃乱射事件で、実行犯とされるスティーブン・パドック(Stephen Paddock)容疑者(64)と親しく付き合っていたとされるマリルー・ダンリー(Marilou Danley)さん(62)が、滞在していたフィリピン・マニラ(Manila)を出国し、米国へ向かったことが分かった。フィリピンの移民局が4日、明らかにした。

 移民局の報道官は報道陣に、ダンリーさんはフィリピン航空(Philippine Airlines)便で米ロサンゼルス(Los Angeles)へ向かったと明かした。また、別の航空業界関係者によると、出発は現地時間の3日夜だったという。

 これに先立ち、フィリピン国家捜査局(NBI)は、米連邦捜査局(FBI)からダンリーさん捜索の協力依頼があったと明らかにしていた。

 NBIのニック・スアレス(Nick Suarez)報道官は、「FBIはダンリーさん捜索のため国際刑事警察機構(インターポール、InterpolICPO)のフィリピン支局と連携している」と述べた。

 またスアレス氏によると、先月フィリピンに入国したダンリーさんに対してパドック容疑者から10万ドル(約1100万円)の送金があったとの報道について、NBIが捜査をしているという。

 ダンリーさんはオーストラリア出身。豪政府はダンリーさんがラスベガスで働くため、20年前に米国へ移住したことを認めている。(c)AFP