独南部で逮捕の男、ベビーフードに毒物混入したと認める
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【10月1日 AFP】ドイツ南部フリードリヒスハーフェン(Friedrichshafen)で9月30日、スーパーマーケットに毒物を混入したベビーフードを置き、国内や欧州の他の商店でも商品に毒物を混入すると脅迫した疑いで逮捕されていた53歳の男が容疑を認めた。
警察は、現金数百万ユーロを要求する脅迫があったことを明らかにし、食品に毒物が混入されてる可能性があるとして、数日前から注意を呼び掛けていたが、29日に容疑者の男が身柄を拘束された。男は「精神に障害」があるという。
ドイツ当局は、容疑者の男がラーベンスルブルク(Ravensburg)の裁判所に出廷して容疑を認めたと発表。フリードリヒスハーフェンで見つかった毒物入りベビーフード以外に、毒物を混入した食品をスーパーなどには置いていないという。
警察および検察は先に行った記者会見で、男は動機を明らかにすることを拒否しているが、男の自宅から男が犯人だと示唆する証拠が見つかったと発表していた。
男の氏名は公表されておらず、また、事件は男の単独犯行とみられる。地元警察によると、男は「奇人」で精神に障害があるという。
眼鏡をかけ白い帽子をかぶった50歳前後の男が映った監視カメラ映像を警察が公開して情報提供を呼び掛けたことから、男の逮捕につながった。警察は当初、男の年齢を55歳と発表していた。(c)AFP