オランダ政府、生徒らにレンブラント鑑賞と国会訪問の義務付け検討
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【9月29日 AFP】オランダ政府が、学校の生徒らに同国出身の画家レンブラント(Rembrandt)の傑作「夜警」の鑑賞と、国会への訪問を義務付けることを検討している。現地紙テレグラフ(De Telegraaf)が28日、報じた。
テレグラフの報道によるとこの案では、学校側は生徒を在籍中に最低1回、レンブラント作品を収蔵するアムステルダム国立美術館(Rijksmuseum)と下院議会に連れて行かなければならないという。
また同紙は関係筋の証言として、「自由民主党(VVD)、キリスト教民主勢力(CDA)、民主66(D66)、キリスト教連合(CU)による連立政権において、この件で合意に達した」と伝えた。
ただこの案を強く支持する中道右派のCDAが、「オランダの規範と価値」「オランダの独自性」について言及したことにより、一部で議論を呼んでいる。
さらにCDAのシブランド・ブマ(Sybrand Buma)党首は学校での国歌斉唱の義務化も求めているが、地元紙などは実現の可能性は低いと報じている。(c)AFP