清朝乾隆帝の個人印、98万ユーロで落札 仏・トゥールーズ
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【9月29日 CNS】フランスの中国語新聞「欧州時報」(Nouvelles D’Europe)の報道によると、清朝第6代皇帝の乾隆帝(Emperor Qianlong)の個人印がフランスのトゥールーズ(Toulouse)で開かれたオークションで、98万ユーロ(約1億2967万円)で落札された。手数料を含むと、最終的な価格は122万5000ユーロ(約1 億6200万円)。落札者は中国人バイヤー。開始価格は10万ユーロ(約1億3230万円)だった。
乾隆帝の印鑑はベージュ色のタルク石で作られており、高さ9.2センチの山型。四面には繊細な風景が刻まれている。一面には高い壁に囲まれた邸宅があり、また、別の一面には雲がたなびく山が刻まれ、ふもとには古代の建物があり、しだれ柳の間を川が流れていく。
乾隆帝は50個以上の個人用印鑑を持っていたとされるが、オークションに出された印鑑は特に絵画や詩に使われたものだ。19世紀末以降、あるフランス人の一族に所有されていた。(c)CNS/JCM/AFPBB News