性生活にスパイスを、マレーシアの辛い国民食がコンドームに
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【9月28日 AFP】マレーシアのコンドームメーカーが人々の性生活にスパイスを与えるべく、究極の国民食として知られる唐辛子入りのコメ料理「ナシ・ルマッ(Nasi lemak)」風味のコンドームを開発した。
世界最大を名乗るコンドームメーカー、カレックス(Karex)はこれまでにもブドウから刺激的なにおいで知られるトロピカルフルーツのドリアンまで、さまざまな風味のコンドームを製造している。
ココナツミルクで炊いたご飯に唐辛子ソースやピーナツ、ゆで卵などを添えたナシ・ルマッはもともとは通りの屋台で安価な朝食として食されていたが、今では全国に広がり、高級レストランで出されることもある。「Fatty rice (脂肪たっぷりご飯)」と訳されることが多い。
開発にかかった期間は6か月。ほんのりココナツの香りが漂い、潤滑油でコーティングされている。
カレックスのゴー・ミア・キアット(Goh Miah Kiat)最高経営責任者(CEO)は、風変わりなコンドームの数々は単なる人目を引くための仕掛けとして製造しているのではなく、イスラム教徒が多数を占めるマレーシアで避妊具の使用を促す目的もあると主張した。
ナシ・ルマッ風味のコンドームは国内市場を対象にしており、11月か12月ごろ発売される予定。(c)AFP