NFLジャイアンツのベッカム「犬の小便」ポーズが問題に、オーナーは不快感示す
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【9月27日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)、ニューヨーク・ジャイアンツ(New York Giants)のオデル・ベッカム(Odell Beckham)がタッチダウン後に見せた「犬の小便」ポーズが波紋を広げている。球団オーナーが不快感を示す一方、インターネットでは、NFLの選手たちを批判したドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領に対するメッセージではないかとの声も出ている。
NFL有数のスターWRであるベッカムは、24日に行われた第3週の試合でタッチダウンパスをレシーブすると、犬のように四つん這いになって歩き、片脚を上げるポーズで得点を喜んだ。この行為でジャイアンツには15ヤードのペナルティーが科されている。
ベッカムの行為に対して、ニューヨーク・ポスト(New York Post)紙は球団のオーナーであるジョン・マーラ(John Mara)氏のコメントを掲載し、同氏が不快感を抱いていると報じた。マーラ氏は「この件にあまり深入りしたくないが、オデルの行為を非常に不快に感じているとだけは言っておく。内々に対処するつもりだ」と話し、罰則を科す可能性を示唆した。
ツイッター(Twitter)では、ベッカムのポーズはNFLの選手たちを批判したトランプ大統領に対する政治的なメッセージではないかともいわれている。しかし、試合直後のベッカムはトランプ大統領については触れず、ペナルティーについてだけ言及していた。
「あのときはエンドゾーンにいた。タッチダウンを決めたからね。俺は犬だから、犬になりきったんだ。ルールブックに脚を上げちゃいけないとでも書いてあるんだろうか。(審判からは)俺が誰かに小便をかけたと言われたから、かけた相手とやらを探したけど、そんな奴は見つからなかったよ」
NFLでは昨季、ゴール後にペナルティーが科されるケースが相次ぎ、リーグ名をもじって「ノー・ファン・リーグ(退屈なリーグ)」とやゆされた。これを受けてリーグは今季からゴール後のパフォーマンスに関する規則を緩めたが、「生理機能」に関するものは引き続き禁止されている。(c)AFP