【9月28日 CNS】東京観光財団(TCVB)は、中国の凱撒同盛旅行社(凱撒旅遊、Caissa)と協力し、同社の北京(Beijing)国瑞ショッピングセンター(Glorymall)店に東京体験館をオープンさせた。同財団の海外初のの東京体験館で、世界初となる。

 訪日旅行市場が、急速に成長している。日本政府観光局(JNTO)の最新の統計によると、2016年訪日中国人旅行客は過去新記録となる637万人を突破し、今年1~8月の中国人旅行客は488万2200人で、前年同期比8.9%増。東京は、日本の政治、経済、文化の中心であり、関連施設が集中しているだけでなく、交通が発達しており、観光スポットも多く、外国人旅行客に人気である。

 今回オープンした東京体験館は、参加型の体験サービスを提供する。東京観光財団の孫波(Sun Bo)中国代表は、「東京体験館が東京の魅力を伝える新たな窓口となり、中日友好事業の促進と発展につながれば嬉しい」と述べた。

 館内は浅草寺や東京スカイツリーなど、東京のシンボルをあしらったデザインで、着物やコスプレなど、どれも試してみたくなるものばかり。一味違った東京旅行プランを提供する。

 凱撒旅遊は、「訪日プランの中でも最も人気なのが東京を目的地としたプラン。消費者の目的も多様化してきたため、例えばアニメファン専用プランや音楽ファン専用プランなど、内容もよりピンポイントで、多様化してきている」と話している。(c)CNS/JCM/AFPBB News