米海兵隊に初の女性将校 過酷な訓練課程を修了
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【9月26日 AFP】米海兵隊は25日、過酷なことで知られる将校訓練課程を女性隊員が初めて修了したと発表した。同課程に参加した女性隊員はこれ以前にもいたが、皆途中で挫折していたという。女性少尉は近く将校として海兵隊小隊を率いる予定だ。
女性隊員は中尉で、本人の希望で氏名は公表されていない。13週間の将校訓練課程を修了した。海兵隊のロバート・ネラー(Robert Neller)司令官(大将)は「この将校と彼女の同期生を誇りに思う」とたたえた。
米海兵隊の専門紙「マリーン・コープス・タイムズ(Marine Corps Times)」によると、将校訓練課程に登録した女性隊員は40人近くいるが、修了できた人はこれまで一人もいなかった。
女性中尉はカリフォルニア州(California)のキャンプ・ペンドルトン(Camp Pendleton)の第1海兵師団に配属され、海兵隊員40人ほどの小隊を率いることになっている。
海兵隊を含む米軍各隊には女性隊員が多数在籍しており、現在は米軍の現役兵士約140万人のうち15%が女性。2016年3月、当時のバラク・オバマ(Barack Obama)大統領は、戦闘部隊を含む米軍のすべての職種を女性に開放している。(c)AFP/Chris Lefkow