ノーベル賞の賞金、1400万円引き上げ 財団「財政が安定」
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【9月26日 AFP】2017年のノーベル賞(Nobel Prize)受賞者の発表開始を1週間後に控え、ノーベル財団(Nobel Foundation)は25日、各賞の賞金を今年から100万スウェーデンクローナ(約1400万円)増額すると発表した。
スウェーデンの首都ストックホルム(Stockholm)に本部があるノーベル財団の声明によると、9月14日の理事会で各賞の賞金を900万クローナ(約1億2500万円)に引き上げることを決めた。
2001年以降、ノーベル賞の賞金は1000万スウェーデンクローナ(約1億4000万円)だったが、2012年に20%減らし800万スウェーデンクローナ(約1億1000万円)となっていた。減額の理由について、財団は当時、資金を長期的にリスクにさらすのを避けるためと説明していた。
財団は25日の声明で「長期的な財政強化に引き続き取り組む必要はあるが、現時点で財政状況は安定したと判断している」と述べている。
ノーベル賞は10月2日の医学生理賞を皮切りに、その後2日間に物理学賞と化学賞、6日に平和賞の受賞者が発表される予定。文学賞については発表日程は設けられていない。(c)AFP