米共和党のオバマケア改廃法案、再び頓挫 上院で3人目の反対者
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【9月26日 AFP】医療保険制度改革法(通称オバマケア、Obamacare)の改廃に向けてドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が支持する新たな法案は25日、上院での可決がほぼ困難な情勢となった。ジョン・マケイン(John McCain)議員ら2人に加え、新たに共和党議員1人が正式に反対を表明し、過半数の賛成を確保できなくなった。
スーザン・コリンズ(Susan Collins)上院議員は声明で、オバマケアの一部の法律を州への補助金支給する制度などで代替する法案について「米国人すべてのために慎重で公平に扱うべき重要で複雑な問題にこうした方法で取り組むべきではない」と述べ、法案に反対すると明言した。
法案にはこれに先立ち、マケイン氏とランド・ポール(Rand Paul)議員が反対票を投じる考えを示していた。上院共和党指導部は今月30日までに採決を行い、過半数の賛成で成立させたい考えだった。
定数100の上院で共和党の議席は52で、あと1人造反者が出れば法案を可決できなくなる状態だった。(c)AFP