【9月23日 AFP】メキシコ当局は22日、首都メキシコ市(Mexico City)で、今月19日に発生したマグニチュード(M)7.1の地震によるがれきから外国人8人の遺体を収容したと発表した。

 メキシコの裁判所は声明で、法医学機関からの情報として、8人の内訳は台湾人女性4人、韓国人男性1人、スペイン人男性1人、パナマ人女性1人、アルゼンチン人男性1人だったと述べた。この声明は遺体が収容された日時や場所の詳細には触れていない。

 19日にメキシコ市とその周辺地域を襲った強い地震では、外国人8人を含め300人近くが死亡している。

 メキシコ市では建物39棟が倒壊。そのほとんどが同市南部と、古い建物があり観光客と現地で暮らす外国人の人気を集めている同市中心部にあった。

 裁判所は声明で、外国人らの遺体は「19日の地震によって倒壊した建物のがれき」から収容されたと発表するとともに、法医学機関が犠牲者の身元確認のため運営している遺体安置所には、21日以降遺体は運び込まれていないと明らかにした。(c)AFP