【9月23日 CNS】モバイク(Mobike)はこのほど、国連環境計画(UNEP)、世界資源研究所(World Resources InstituteWRI)などの国際機関や中国メディアなどと共同で「自転車で街を変えよう」をモットーにした「917世界サイクリングの日」を提唱。世界で初めてのサイクリングに関する国際デーが誕生した。

 中国語の「就要騎(訳:自転車に乗ろう)」のピンイン(Jiu Yao Qi)と同じピンインを持つ数字(917)の語呂合わせで、毎年9月17日に制定された。モバイクは、パートナー企業と共同で、都市の発展のためになるべく車は使わず自転車に乗り、道路渋滞や空気汚染の緩和などのために努力し、街の環境とイメージを守ることを提唱している。また、交通ルールを守ることについても呼びかける。

 初めてとなる「917世界サイクリングの日」のテーマは、「自転車で街を変えよう」。モバイクの共同創設者でCEOの王暁峰(Wang Xiaofeng)氏は、「モバイクの経営方針である『自転車を街へ返そう』は、今回のテーマ『自転車で街を変えよう』とぴったり合っている。2016年4月にモバイクが上海で展開して以来、たった500日でこんなにも発展した。世界中のモバイクの累計走行距離は56億キロメートルを超え、約126万トンの排ガスの排出を抑えたことになり、渋滞の解消にも多少貢献できたのではないか。この調子で街を美しく保ちたい」と話した。

 モバイクは現在、世界の170以上の都市で700万台以上の車両を投入しており、毎日の利用者は2500万人を超える。今回の「サイクリングの日」は中国国内だけでなく、シンガポール、ロンドン(London)や伊・フィレンツェ(Florence)、札幌などの都市でも積極的に提唱し、世界の環境保護に助力したいとしている。

 200年前、ヨーロッパで世界初の自転車が発明され、現代では中国を代表するベンチャー企業の呼びかけによって、「917世界サイクリングの日」が制定された。モバイクに代表されるシェア自転車は中国から今や世界中に広がり、外国人留学生が選出した「中国の新四大発明」の1つにもなっている。(c)CNS/JCM/AFPBB News