【9月19日 AFP】中国・北京(Beijing)と上海(Shanghai)の金融規制当局は、仮想通貨「ビットコイン(Bitcoin)」の取引所に閉鎖を命じた。国営メディアが19日、報じた。一時隆盛を誇った中国の仮想通貨市場にとっては新たな打撃となる。

 中国の国営新華社(Xinhua)通信によると、北京の規制当局は市内全ての取引所に対し、段階的に取引を停止する計画を今月20日の午後6時までに提出するよう求めたという。また、上海の取引所も先週閉鎖が命じられたが、さらなる詳細には触れられていない。

 今月に入って中国では仮想通貨を用いた資金調達が禁止されたことを受け、中国当局がビットコインの取引所を閉鎖するのではとの見方が広がり、ここ最近の間にビットコインの価格は急落した。

 中国政府は仮想通貨の規制を強化する姿勢を示しており、先週には同国の大手ビットコイン取引所「BTCチャイナ(BTCChina)」と「OKコイン(OKCoin)」が取引業務の停止を発表していた。(c)AFP