トランプ氏、国連デビューで 「官僚主義」を批判
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【9月19日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は18日、国連(UN)の会合で初めて演説し、「官僚主義」が国連の足かせとなっていると批判した。
国連改革をめぐる討論会に出席し、外交予定が目白押しの1週間を開始したトランプ氏は演説で、国連創設国の一つで最大の分担金拠出国である米国の最高経営責任者として、より多くの投資対効果を求める姿勢を表明した。
トランプ氏は国連について「真に崇高な目標のために創設された」と述べる一方、進歩はあったものの「近年は官僚主義と運営の失敗のせいで潜在力を十分に発揮していない」と批判。「2000年以降、国連の通常予算は140%増加し、職員は倍以上に増えているが、こうした投資に見合うだけの結果が出ていない」とし、「結果を重視する」よう呼び掛けた。
アントニオ・グテレス(Antonio Guterres)国連事務総長もこれに同調し、改革後の国連は「手続きよりも人」を重視する必要があると述べた。
トランプ氏は討論会での発言後に、自身が米大統領選挙で掲げたスローガン「米国を再び偉大にする」をもじり、「最も重要なメッセージは『国連を偉大にする』だ。『再び』ではない」と話した。(c)AFP/Andrew BEATTY