ウガンダ保健相、患者に扮して病院潜入 賄賂要求の職員を摘発
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【9月17日 AFP】ウガンダのサラ・オペンディ(Sarah Opendi)保健相は16日、一般の患者を装って自ら病院に赴き、政府の無料医療サービスを受ける対価として賄賂を要求した医療従事者2人を摘発したとAFPに明らかにした。
「その病院の職員が患者からお金を巻き上げているとの苦情が多数寄せられていた」と語ったオペンディ保健相は、身分を隠すためにベールをかぶり、ボダボダと呼ばれるバイクタクシーに乗って首都カンパラ(Kampala)にある病院に赴いたという。
同保健相はその病院で一般の患者を装い、「すべて無料で受けられることになっている」いくつかの検査を受けたところ、15万ウガンダ・シリング(約4600円)を支払うよう言われ、「お金はないと言ってもしつこく要求された」という。
さらに、看護助手からある試験紙をもらってくるよう指示されたが、看護助手からも金銭を要求されたという。「彼女(看護助手)にお金を払ってから警察を呼び、警察は職員2人を逮捕した」と同保健相は語った。
医療従事者の月収がわずか70ドル(約7800円)ほどとされるウガンダの公立病院では、患者から金銭を巻き上げる行為が横行してるという。(c)AFP