金正恩氏、核開発の最終目標は「米国との実質的な力の均衡」
このニュースをシェア
【9月16日 AFP】(更新、写真追加)北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長は、制裁を受けようとも同国の核戦力を完成させると誓い、北朝鮮の兵器開発の最終目標は「米国との実質的な力の均衡」だと述べた。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が16日、明らかにした。
KCNAによると金氏は「われわれの最終目標は米国との実質的な力の均衡を確立し、米国の支配者らに、DPRK(北朝鮮)に対する軍事的な選択肢について語らせないようにすることだ」と語った。
また金氏は15日に日本上空を通過した中距離弾道ミサイル「火星12(Hwasong 12)」の発射は成功し、北朝鮮の核戦力は増強されたと述べ、「われわれは大国優越主義者らに、わが国が無限の制裁と封鎖にもかかわらず核戦力完成という目標をいかにして達成するかを明白に示さなければならない」と語ったという。
北朝鮮は15日の発射は実験ではなく演習だとしている。KCNAによると金氏は、北朝鮮の核戦力の大望は「ほぼ終着点に達した」と述べ、北朝鮮のすべての力を注いで完遂しなければならないと語った。(c)AFP