親子3人、火口転落で死亡 7歳息子の目前で 伊ナポリ近郊
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【9月13日 AFP】イタリア南部ナポリ(Naples)近郊で12日、浅い火山噴火口に転落したイタリア人夫婦とその息子(11)が死亡した。地元当局が明らかにした。
親子は、唯一生き残った7歳の息子を含む家族4人で、ナポリ近郊にあるカルデラ「カンピ・フレグレイ(Campi Flegrei、燃える平原の意)」にある人気観光スポット、ソルファタラ(Solfatara)火口を訪れていた。
カンピ・フレグレイ公園当局はAFPの電話取材に対し、事故の詳しい経緯は不明とした上で、家族は「安全柵を乗り越えて穴に落ちた」と説明した。
メディア報道によると、最初に11歳の息子がフェンスを乗り越えて噴火口に転落。さらに息子を助けようとした両親も転落したという。
7歳の息子だけが安全柵の内側にとどまり、ショック状態になっているところを発見された。当局は、3人が火山ガス噴煙を吸入して死亡したとみている。(c)AFP