【9月13日 AFP】(更新、写真追加)米アップル(Apple)は12日、スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の新機種となる「X(テン)」と「8」、「8 Plus」の3モデルを発表した。

 故スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)前最高経営責任者(CEO)の名前を冠して建設された新施設で行われた初の発表会で、ティム・クック(Tim Cook)現CEOは、最新の旗艦モデルとなる「X」は初代iPhone発売から10年の節目を記念する製品かつ「今後10年のテクノロジーの道を示す製品になる」と説明。「初代iPhone以来最大の飛躍」となるモデルだと述べた。

「X」は表示画面を筐体(きょうたい)の端から端まで広げたデザインを採用したほか、顔認識によるロック解除機能や、画質や解像度を向上させた「スーパーレティナ」ディスプレーを搭載している。

「8」と「8 Plus」はガラス製の筐体を採用し、計算・グラフィック処理能力を強化。フィル・シラー(Phil Schiller)上級副社長は「真の意味で拡張現実(AR)のために作られた」初のスマートフォンだと説明している。

 3モデルとも、国際標準規格の「Qi」に準拠したワイヤレス充電機能を備えている。「X」の発売日は11月3日で、価格は999ドル(約11万円)。下位2モデルは今月発売で、価格は「8」が699ドル(約7万7000円)、「8 Plus」が799ドル(約8万8000円)だ。(c)AFP