【9月10日 AFP】17-18スペイン1部リーグは9日、第3節の試合が行われ、ギャレス・ベイル(Gareth Bale)が多くの好機を逃したレアル・マドリード(Real Madrid)は、本拠地でレバンテ(Levante)と1-1で引き分け、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)不在を痛感することになった。

 開幕からのホーム2試合で勝ち点を落としたレアルは、優勝争いの主導権を序盤はFCバルセロナ(FC Barcelona)に明け渡した。同日の試合でRCDエスパニョール(RCD Espanyol)とのダービーを制したバルセロナとの勝ち点差は4となっている。

 レアルのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は「内容には満足できない。特に前半は良くなかった」と話し、「慌てる必要はない。冷静さを保ち、次の試合のことを考えなくてはならない。試合はすぐにやってくる」と語った。

 代表戦による中断明けの一戦で、レアルの試合としては異例の午後1時にキックオフが設定されたこともあってか、ジダン監督は代表に帯同してチームを離れていた選手の多くを先発から外した。

 出場停止中のロナウドのほかにも、ベイルとイスコ(Isco Alarcon)はベンチスタートとなり、ルカ・モドリッチ(Luka Modric)とGKケイロール・ナバス(Keylor Navas)は登録メンバーからも外れた。

 ジダン監督は「悪い試合が一つあったからといって、チームに求めるやり方を変えることはない。このチームを信じているし、もっと良いプレーをしなくてはならないが、それ以上は必要ない」 と話し、ローテーションの方針を貫く姿勢を見せている。

 前節から大きくメンバーを変更したレアルは、ゆっくり試合に入ったが、レバンテのイヴァン・ロペス(Ivan Lopez Alvarez)にわずか12分で先制点を許し、昇格組を相手に出ばなをくじかれた。

 ルーカス・バスケス(Lucas Vazquez)の得点で前半のうちに追いつきはしたものの、後半はベイルやマルセロ(Marcelo Vieira Da Silva Junior)、トニ・クロース(Toni Kroos)が立て続けにゴールに迫りながら、最後の壁を破れなかった。

 そのフラストレーションが爆発したのか、試合終盤にはマルセロがジェフェルソン・レルマ(Jefferson Lerma)を蹴って一発レッドカードを提示された。(c)AFP/Kieran CANNING