メキシコ地震、死者58人に 南東部で大きな被害
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【9月9日 AFP】(更新)メキシコ太平洋(Pacific Ocean)沿岸地域で7日深夜に発生したマグニチュード(M)8超の地震で、同国の災害対策当局は8日、少なくとも58人が死亡したと発表した。現地では多数の建物が損壊し、住民が路上へと避難した。
メキシコ当局によると、地震の規模は同国で過去100年間に起きたものとしては最大のM8.2。一方、米地質調査所(USGS)はそれよりわずかに小さいM8.1としている。
特に被害が大きかったのは南東部の太平洋沿岸2州、オアハカ(Oaxaca)とチアパス(Chiapas)とみられる。災害対策当局がツイッター(Twitter)で発表したところによると、死者はオアハカ州で45人、チアパス州で10人、タバスコ(Tabasco)州で3人に上った。
緊急対策当局がテレビ局ミレニオ(Milenio)に明かしたところによると、崩壊した住宅の下敷きになった人々もおり、死者数は今後増加する恐れがある。
地震発生直後、メキシコ中部から中米エクアドルまでの広範囲にわたる沿岸地域に津波警報が発令されたが、警報はその後解除された。メキシコでは現在も余震への警戒が続いている。(c)AFP/Sofia MISELEM, Joshua Howat BERGER