ナダル「大きな意味がある」今季3度目のGS決勝へ、全米オープン
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【9月9日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)は8日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は4-6、6-0、6-3、6-2で第24シードのファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)を退け、自身にとって「大きな」意味を持つ今季3度目の四大大会(グランドスラム)決勝に進出した。
「この数年間は問題やけが、そして苦しい状況が重なったことを考えれば、信じられないシーズンだった」と話したナダルは、「今季は出だしから感慨深い年になっている。全米オープンの観客の前に戻り、タイトル獲得を目指してプレーしていることは、自分にとって本当に大きな意味がある」とコメントした。
全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)決勝でロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)に敗れたあと、自身10度目の全仏オープンテニス(French Open 2017)制覇を果たしてグランドスラム通算15勝目を挙げた今季のナダルは、今大会の成績と合わせ、昨年末には不可能と思われていた好成績を残している。
2011年以来となるシーズン3度のグランドスラム決勝進出を果たし、2010年と2013年大会に続く優勝を目指しているナダルは 「ほとんど不可能だったはずが、ここまで来た。チームと良い仕事がたくさんできていて、自分たちのしていることに確信を持っているよ。まだテニスへの情熱と愛情は健在だ」と述べた。
決勝で対戦する第28シードのケビン・アンダーソン(Kevin Anderson、南アフリカ)とは通算成績で4戦全勝しているものの、ナダルはジュニア時代から互いに良く知っている相手であるとして、「彼は信じられないサーブを持つ手ごわい選手だ。このサーフェスも得意としているし、今はキャリア最高のテニスをしている。タフな試合になるだろう。勝機をつかむためには全力を尽くし、エネルギーを全開にして、すべての熱意を注ぐ必要がある」と語った。(c)AFP