【9月8日 CNS】中国・広東省(Guangdong)広州(Guangzhou)出入国検査検疫局駐郵政局事務所は4日、製品適合性声明と検査合格証明資料を提出しなかった輸入アルミ合金ホイールの輸入業者に対し、通関を認めないことを決定した。輸入ホイールが法定検査対象品目に入って以来、同事務所としては初めてのケースだ。

 この輸入ホイールの正味重量は10キロで、自動車部品会社が海外から直接購入し、普通貨物として輸入申告を行った。検疫局係員はホイールの表と裏に製品情報が無いことと、法定設計最大荷重を満たしていないことを確認し、「輸入ホイール検査監督管理の要求」に基づき、輸入の不許可を決定した。

 国家質量監督検験検疫総局が2015年に実施した規定によると、輸入ホイールに対しては法定の検査を行わなければならない。また、輸入元は輸入申告時に、検査証明書を提出することが義務付けられている。

 広州出入国検査検疫局駐郵政局事務所によると、今年1月~8月までの検査、監督、管理件数は378万件で、前年同期比71%増となった。電気製品が中心で、車ホイールの輸入は比較的少ないという。(c)CNS/JCM/AFPBB News