ロシア総領事館の煙突から黒煙 閉鎖前日に焼却処分か 米サンフランシスコ
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【9月2日 AFP】ロシア外務省は1日、米政府が閉鎖を求めた在サンフランシスコ(San Francisco)ロシア総領事館について、米連邦捜査局(FBI)が2日に捜索を計画していると明らかにし、ロシア国民の安全を脅かすものだと非難した。同総領事館では1日、煙突から謎の黒煙が上がり市民が通報する騒ぎも発生。職員が閉鎖を前に物品を焼却処分したとみられている。
米政府は8月31日、ロシアに対して、サンフランシスコにある総領事館など在米公館3か所を2日までに閉鎖するよう求めた。
ロシア外務省のマリア・ザハロワ(Maria Zakharova)報道官は1日の声明で、FBIが計画する在サンフランシスコ総領事館の捜索はロシア国民の「安全」を脅かし、外交特権を侵害するものだと反発した。
同総領事館では1日、煙突から謎めいた黒煙が立ち上った。市民からの通報を受けて消防が現場に展開したが、後に心配する必要はないと発表した。
消防の報道官はAFPの取材に対し、閉鎖の期限を翌日に控え何かが燃やされていると説明。焼却には領事館職員が関わっているに違いないとの見方を示している。(c)AFP