中国のシェア自転車ofo、オーストリア・ウィーンに上陸 ヨーロッパ大陸でも展開へ
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【8月31日 財新】中国のシェア自転車ofoは27日、オーストリア・ウィーン(Vienna)で事業を展開し、英国に次いでヨーロッパ大陸市場にも進出すると発表した。
今回、シェア自転車を投入する地域は、ウィーン市第2区のレオポルトシュタット(Leopoldstadt)。試運転として1か月間、無料でサービスが提供される。無料期間終了後、自転車2000台を投入する予定だ。利用者は、専用のアプリをダウンロードし、クレジットカードで料金を支払えるようになる。利用料金は30分につき0.5ユーロ(約65円)。
自転車の配置管理システムも導入する。ウィーンで支援団体を設立し、地元政府と連携の上、インテリジェンス化によるリアルタイムの交通状況を読み取り、自転車の配車を進めていく。
またofoは同日、グローバル決済システムの開設を公式ウェイボー(微博、Weibo)で発表した。中国のofoユーザーは、従来のアプリで海外でもバーコードを読み取ってシェア自転車を利用することができるようになる。
中国、シンガポール、マレーシア、タイ、英国、米国、日本など 8か国に進出しており、数万台のシェア自転車が投入されている。今年6月には、ofoのライバル会社でもある中国シェア自転車大手モバイク(Mobike)が、イギリスとイタリアに進出している。(c)財新/JCM/AFPBB News