シャラポワが接戦制す、「泥くさいテニス」で全米3回戦一番乗り
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【8月31日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)は30日、女子シングルス2回戦が行われ、元世界ランキング1位のマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)は6-7(4-7)、6-4、6-1でティメア・バボス(Timea Babos、ハンガリー)を下し、3回戦へ駒を進めた。
四大大会(グランドスラム)復帰戦となった大会初戦で第2シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)を破っていたシャラポワは試合後、「ベストのテニスではなかった。泥くさいテニスだったが、たまにはこういう試合も楽しいものだし、きょうはそういう一日だった」と語った。
フラッシング・メドウズ(Flushing Meadows)で3回戦一番乗りを決めた30歳のシャラポワは次戦、ベスト16入りを懸けてソフィア・ケニン(Sofia Kenin、米国)とサーシャ・ヴィッカリー(Sachia Vickery、米国)の勝者と対戦する。
昨年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)で禁止薬物のメルドニウム(Meldonium)に陽性反応を示し、15か月の出場停止処分を科されていたグランドスラム通算5勝のシャラポワは、「全米オープンでプレーするチャンスがある毎日が特別だし、次の試合も楽しみにしている」と続けた。
一方のシングルス1回戦では、2004年大会覇者で第8シードのスベトラナ・クズネツォワ(Svetlana Kuznetsova、ロシア)が3本のマッチポイントをしのぎ、世界67位のマルケタ・ボンドロウソバ(Marketa Vondrousova、チェコ)を下した。
また、第4シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)は6-0、6-7(5-7)、6-3でカテリーナ・シニアコバ(Katerina Siniakova、チェコ)を振り切り、こちらもフルセット勝ちを収めている。(c)AFP/Jim SLATER