中国の「北極」で初雪、昨年より37日早く
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【9月4日 CNS】中国最北端の黒竜江省(Heilongjiang)大興安嶺地区(Daxing'anling)漠河県(Mohe)で8月28日、初雪が観測された。昨年より37日早く、立夏から3か月ほどで雪が降った。
「北極」と呼ばれる漠河は黒竜江省とロシアの国境に位置し、中国では緯度がもっとも高く、オーロラと白夜で知られる「北極村観光区」だ。この地区の年間平均気温は-5.5℃前後、霜が見られない期間は80日程度しかない。
28日未明から降り始めた雪は、樹木や家屋、車などには薄い「白い紗(しゃ)」が覆っており、厚く積もっているところもある。この日の漠河の最低気温は0.5℃、最高気温は6.8℃。中国南部との気温差は30℃くらいある。その後、雪は雨に変わり、累計降水量は5.0ミリメートルとなった。
漠河県気象局によると、漠河は一年を通して降雪期間が長く、積雪量も大きい。降雪が観測された2017年5月5日の立夏から、雪が降らない期間は3か月しかない。
(c)CNS/JCM/AFPBB News