【8月30日 AFP】大型ハリケーン「ハービー(Harvey)」の直撃を受け史上最大の洪水に見舞われている米国南部テキサス(Texas)州で、有機過酸化物製造工場の近隣住民が予防措置として避難した。当局が29日、明らかにした。

 この工場は同州ハリス(Harris)郡にあり、仏アルケマ(Arkema)グループが所有している。

 アルケマは声明を出し、同工場は浸水しており同工場で製造された化学物質の一部が化学反応を起こして発火して黒煙が噴出する恐れがあると述べたが、煙の毒性やそうしたリスクがある化学薬品の種類については言及しなかった。(c)AFP