【8月30日 AFP】米気象当局は29日、南部テキサス(Texas)州を直撃した大型ハリケーン「ハービー(Harvey)」の積算降水量が、同国本土での観測史上最高を記録したと発表した。

 米国立気象局(NWS)ヒューストン(Houston)支局はツイッター(Twitter)に、「熱帯低気圧からの総降水量記録が塗り替えられた!」と投稿した。

 国立ハリケーンセンター(NHC)の最新報告によると、データはヒューストン南東郊にある雨量計で計測されたもので、午前9時(日本時間午後11時)時点での降水量は49.32インチ(1252.7ミリ)を記録した。

 NHCの広報担当者は、この記録は現在、暫定的に米本土全体での最高記録として扱われていると説明。正確な記録の確認には数週間かかるとしている。

 ハービーは25日、カテゴリー4まで勢力を増してテキサス州に上陸。その後熱帯低気圧に変わったものの、テキサス、ルイジアナ(Louisiana)両州に大雨を降らせ続けている。(c)AFP