2017年4月10日、周さんが初めてのライブ配信を行ってからたった4か月で、フォロワーは2000人以上になった。河北、上海(Shanghai)、江蘇省(Jiangsu)、福建省(Fujian)など全国各地に友達ができ、フォロワーたちは毎日、周さんのライブ配信時刻になると時間通りに集まった。人生について話したり、お互いに祝福を送ったり、元気のないフォロワーや挫折を味わったフォロワーの悩みを聞いたり。周さんがフォロワーたちを励ましてきた。

 ライブ配信を始めたばかりのころ、ある賭けことで家財を失ってしまったというフォロワーは、「もう生きたくない」と話した。周さんは長い時間をかけこのフォロワーを励ますと、彼は最後には悩むのをやめて、新しい生活に向けて動き出すと誓った。また、周さんは自分の経験である自動車事故に遭ったフォロワーに対し、もう一度立ち上がるよう励ました。

 周さんはよく、フォロワーのために歌を歌って聞かせる。よく歌うのは、鄭智化(Zheng Zhihua)の『水手』という曲。周さんのポジティブな精神は、たくさんのフォロワーを救ってきた。

 施俊麒(Shi Junqi)さんは、上海在住のフォロワーだ。周さんの不屈の精神に感動して、ずっと応援してきた。施さんは、滄州市(Cangzhou)在住のもう1人のフォロワーと一緒に、周さん本人に会いに来たことがあった。2人は周さんの家に3日間泊まり、実際に周さんの生活を目の当たりにした。その3日間は、ちょうど周さんの住む村では停電していた。夏の暑い盛りで、周さんは泌尿器に炎症を起こし、熱が出た。それでも毎日午後3時と午後8時の決まった時刻に、いつもどおりライブ配信を休むことなく行った。その姿に施さんは胸を打たれたという。

 周さんの祖父、周靖斌(Zhou Jingbin)さんは、「この子は動けなくなってしまったが、体が痛んでも毎日決まった時間にライブ配信を続けている。この子の前向きな性格と辛抱強さは、たくさんの人を励ましているようです。自慢の孫です!」と話した。

 「僕を助けてくれた人たちに感謝しています。今後も前向きに歩んで行きたい。実際に行動を起こして人生を変えていきたい!」と周さんは話した。(c)CNS/JCM/AFPBB News