台湾初の自主開発衛星打ち上げ 米加州から、災害予測など強化
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【8月25日 AFP】台湾が初めて自主開発した観測衛星「フォルモサット5号(FORMOSAT-5)」が米西部時間24日(日本時間25日)、カリフォルニア(California)州から打ち上げられた。台湾は新衛星で災害予測や環境観測、地図作成、宇宙研究を強化する狙い。
米宇宙開発企業スペースX(SpaceX)が同日午前11時51分(日本時間25日午前3時51分)、「ファルコン9(Falcon 9)」ロケットでカリフォルニア州バンデンバーグ空軍基地(Vandenberg Air Force Base)からから打ち上げた。
フォルモサット5号は、台湾が設計から製造までの全過程を初めて自ら手掛けた衛星。運用年数は5年で、1時間40分で地球を1周する。
5号は、昨年まで12年にわたって運用された「フォルモサット2号(FORMOSAT-2)」の後継。2号は当初予定の5年を超える運用期間中、アジアやアフリカで発生した大規模な災害などを観測した。(c)AFP