【8月24日 AFP】韓国のサムスン電子(Samsung Electronics)は23日、新型スマートフォン「ギャラクシーノート8(Galaxy Note 8)」を発表した。電池の発火や爆発が相次いだ前モデルの失敗を乗り越え、米アップル(Apple)が9月に投入する見通しの「iPhone 8(アイフォーン8)」を迎え撃つ構えだ。

 ギャラクシーノートは「ファブレット」と呼ばれる大画面スマートフォン。その最新機種の「ノート8」は米ニューヨーク(New York)で開かれたイベントでお披露目された。

 席上、サムソンの経営幹部らはシリーズの忠実なファンに何度も感謝の意を表明。高東真(コ・ドンジン、DJ Koh)無線事業部長は「ノート7」の昨年の電池事故に言及し、「昨年起きたことを私たちは全員忘れません。しかし、たくさんのノート・ファンの方々が、それでも離れないでいてくれたことも忘れないでしょう。心の底から感謝の気持ちを表したいと思います」と述べた。

「ノート8」は背面にデュアルカメラを搭載し、画像能力も向上させた。シリーズの特徴で、タッチスクリーン上で絵を描いたり文字を入力したりできる「Sペン」も備えている。

 店頭販売は9月15日からだが、8月24日から先行予約を受け付ける。

 価格は未公表。米家電量販大手のベストバイ(Best Buy)のウェブサイトでは、携帯電話事業者の補助金抜きで930ドル(約10万円)とされている。(c)AFP/Diane DESOBEAU/with Glenn CHAPMAN in San Francisco