仏バス停に車衝突、1人死亡 容疑者逮捕、テロの証拠なし
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【8月21日 AFP】(訂正)フランス南部の港湾都市マルセイユ(Marseille)で21日、2か所のバス停で待っていた人々に車が突っ込み、1人が死亡、1人が重傷を負った。警察は運転手の男を逮捕。男には強盗などの前科があり、精神上の問題を抱えていたという。
事件が起きたのは午前9時(日本時間午後4時)ごろ。ルノー(Renault)製のワゴン車がスピードを出しながら、まず同市13区のバス停に突っ込み、1人が重傷を負った。その後11区にある別のバス停に突っ込み、1人が死亡した。
欧州ではスペイン北東部で先週に起きた車突入事件を受け警戒が広がっているが、マルセイユ検察当局は、テロとのつながりを示す証拠はないと説明。容疑者は強盗などで複数の前科があるほか、精神的に不安定だったとしている。
11区と12区の区長がニュース専門放送局BFMTVに語ったところによると、犠牲となったのはバスを待っていた40代の女性だった。
BFMTVの報道によると、目撃者が書き留めていた車のナンバーを使って、警察が容疑者を追跡。同市のビューポート(Vieux-Port)地区で身柄を拘束したという。(c)AFP